ハウルの動く城

遅ればせながら、「ハウルの動く城」を観る。(@有楽町スカラ座

チケットショップで購入した「東宝番組共通前売り」を指定席に引き換えたあと、宝塚歌劇のショップ
「キャトル・レーヴ」に直行。
エリザベートスペシャルDVDを予約してしまった。(冬ソナは我慢したのにね)

待ち合わせであるスカラ座並びのスターバックス・コーヒーに行くと、もう友人の和田佳子さんが来ていた。
佳ちゃん、このインターネットの時代に、「絵葉書」をしたためている。(それも土産物屋系の)
つるつるの紙(アート、コート)に乾きにくいペンで、真剣勝負で宛名を書いていた。
私が呼んでも気付かず、他の客が私を気遣ってオロオロした時、気がついた。

「あ。みゆきちゃん。ごめんね。これ、書いちゃっていいかな」
「いーよいーよ、ドリンク買ってくるから」

ゾンビのテンポで、葉書を手であおぐ

18時半に森口須賀子さん登場。
私のノーホイップ抹茶フラペチーノを飲み、「まっずい、ナニコレ」、佳ちゃんのカップからココアを飲んで
「甘くてのめん!」と怒り2発。

そんな事をしつつ、劇場へ。
売店でウーロン茶と、400円のスモール・サンドを購入。
きちんとしたパンに、きちんとした野菜とチーズがはさんであるサンドウイッチ。
あまりにも正しかった。



以下、松原美由樹解釈の「ハウル」です。

★ネタばれ注意!!!!

若い娘のくせに自分をブスだと思いこんでイジケている帽子職人のソフィーが、ある日美しくって萌えキャラのハウルに出会い恋に落ちると、彼に執着する荒地の魔女ハウルの母親のメタファー)に嫉妬され、90歳の婆あにされてしまう。

若い娘でなくなったソフィーは婆ライフをエンジョイ。
途中、土中に埋まったかかしを救いだし、以来、かかし「カブ」は腹心の部下となる。

不思議なハウルの城に掃除婦として住み込むソフィー。
弟子の子供、火の悪魔と家事をこなすうち、美しかったハウルの魔法は解け、「木村拓哉」になってしまう。(外見がね)
のちに、老婆になった荒地の魔女を介護。

家事・介護・子供の世話、ハウルの母がわりをされてしまうソフィーに、ハウルは新しい家をプレゼント。(結婚のメタファー)

ハウルは美しく弱く、そして魔王なのである。(男ってことね)
でも、もう遅い。わたし、あなたを愛してるんだもの。と、ソフィーは覚悟を決め、まったくなんの関係もないのに助けてくれる犬のヒン(押井守に対抗?)と共にハウルと火の悪魔との契約を見破る。

ハウルカルシファーも命を落とすことなく、ハッピーエンド。(甘あいいいいい!)

そして、いつも影になり日向になり、ソフィーを支えてくれた「カブ」は、実は呪いをかけられた隣国の王子
なのである。
ええええええええええええええ。

ソフィーの目は節穴か。
辛い思いで泣いていたとき傘を差し出してくれた、カブを何故選ばない。
ハウル」の物語は破綻している。