美しい夜、残酷な朝
- 作者: 行川渉
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/04/23
- メディア: 文庫
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香港・日本・韓国の新進監督のよるオムニバス映画。
映画館のバイト青年に
「香港版は、あまりの残酷さに気分を悪くされる方もいるので、もしなんでしたら途中からご入場してもいいですよ?」と言われたので、日・韓版を観ました。
日本版は〜双子の幼女・旅芸人・球体間接人形(オイオイ)などが織り交ぜられた幻想的なホラーだったけど…棒読みでドタドタ走る長谷川京子の演技で怖さ・雰囲気半減。
韓国版はホラーではなく、〜真顔で狂っている陽気な男・善人だった主人公が暴露する心情…といった狂気の映画。追い詰められる感じが怖い怖い〜。
ほんとに怖くて眠れませんでした。PGわたし。
でもいま観なかった香港版がどーしても知りたくなり、ノベライズ本を取り寄せました。
なんでも、「美と若さを取り戻す禁断の餃子の中味」という内容だそうです。
餃子の中味はナンだろう。アレかな。それともアレ?
http://www.kadokawa-pictures.com/yoruasa/
ところで、ヴァージンシネマ六本木の1階ロビーの、ポップコーンのバター臭さ・ハツミツ臭さは尋常ではないです。
パンケーキの上に1泊したみたいなにおい。
それから日本版で、人形を陵辱するシーンがあり、直視する事ができませんでした。
男が幼女の人形のスカートをめくるとそこにきちんと陰唇がかたどられていて、指でいじると現実世界の長谷川京子が喘ぐのです。
足を広げると長谷川京子も広げるのです。
やがて人形はギシギシと首を曲げられて、窮屈な小さな箱にしまわれてしまいます。
うええええ、耐えられない〜。
だって人形は人間のように感じることが無いんです。
ってことは100%強姦だと思うのです。
ダッチワイフに対する愛着(単なる性処理の道具だった南極2号を使っているうちに、使用者が錯覚によって愛情のような感情を抱き、
名前をつけたり洋服を買ったりする行為)は、性具から人形に格上げされるような感じを受けるんですけど、普通の人形に対して行われるのはヤダー。
おんなじ事のようなのに、何故嫌な印象を受けるのか、興味深いです。
(後日談)
「ノベライズ本」は秀逸でした。
そして、香港版は圧巻でした!
その日のうちにムショーに餃子が食べたくなり、食べました。←グロい。