美しい夜、残酷な朝

美しい夜、残酷な朝 (角川文庫)

美しい夜、残酷な朝 (角川文庫)

映画「美しい夜、残酷な朝」を観に行きました。
香港・日本・韓国の新進監督のよるオムニバス映画。

映画館のバイト青年に
「香港版は、あまりの残酷さに気分を悪くされる方もいるので、もしなんでしたら途中からご入場してもいいですよ?」と言われたので、日・韓版を観ました。

日本版は〜双子の幼女・旅芸人・球体間接人形(オイオイ)などが織り交ぜられた幻想的なホラーだったけど…棒読みでドタドタ走る長谷川京子の演技で怖さ・雰囲気半減。

韓国版はホラーではなく、〜真顔で狂っている陽気な男・善人だった主人公が暴露する心情…といった狂気の映画。追い詰められる感じが怖い怖い〜。

ほんとに怖くて眠れませんでした。PGわたし。

でもいま観なかった香港版がどーしても知りたくなり、ノベライズ本を取り寄せました。
なんでも、「美と若さを取り戻す禁断の餃子の中味」という内容だそうです。

餃子の中味はナンだろう。アレかな。それともアレ?

http://www.kadokawa-pictures.com/yoruasa/

ところで、ヴァージンシネマ六本木の1階ロビーの、ポップコーンのバター臭さ・ハツミツ臭さは尋常ではないです。
パンケーキの上に1泊したみたいなにおい。

それから日本版で、人形を陵辱するシーンがあり、直視する事ができませんでした。

男が幼女の人形のスカートをめくるとそこにきちんと陰唇がかたどられていて、指でいじると現実世界の長谷川京子が喘ぐのです。
足を広げると長谷川京子も広げるのです。
やがて人形はギシギシと首を曲げられて、窮屈な小さな箱にしまわれてしまいます。
うええええ、耐えられない〜。
だって人形は人間のように感じることが無いんです。
ってことは100%強姦だと思うのです。

ダッチワイフに対する愛着(単なる性処理の道具だった南極2号を使っているうちに、使用者が錯覚によって愛情のような感情を抱き、
名前をつけたり洋服を買ったりする行為)は、性具から人形に格上げされるような感じを受けるんですけど、普通の人形に対して行われるのはヤダー。

おんなじ事のようなのに、何故嫌な印象を受けるのか、興味深いです。

(後日談)

「ノベライズ本」は秀逸でした。
そして、香港版は圧巻でした!

その日のうちにムショーに餃子が食べたくなり、食べました。←グロい。