行きつけの店

行きつけの店 (新潮文庫)

行きつけの店 (新潮文庫)

山口瞳著 「行きつけの店」を読む。

リズムの良い文章を読んでいると元気が出てくる。

それにしても、男の作家のやることは決まっているなあ。

「行きつけ店で決まった物を食べること」

「同性の先輩作家と贔屓の歌舞伎俳優、落語家などを異様に愛すること」

「酒を多く飲むこと」

「自分の行きつけに、若い編集者などを連れていくこと」

男の作家はたいていこうだ。

男の作家に憧れて、このようになりたいという男がまた同じような事をするからだろうか。

というか、男のやっていることが、たいていこういう事、というべきか。