大地真央はジェームス・ディーンだったのに…。

大地真央の『私ね…。』読了。

最初にこの本を書店でみかけた時に、怒りと嫌悪感を覚えてしまった。

宝塚退団後、いかにヘンな私服を着ていても、ヘンな十二単衣でCMに出ていても、化粧品のCMで商品を叫んでいても、クレオパトラ衣装で踊っていても。
はたまた、『いつみても波乱万丈』において、前夫を思い泣きはらしていても。

私にとって大地真央は「永遠の少年、ジャームス・ディーン(が似合う男役)」だったのだ。

それなのに、この本の表紙写真の大地のふぬけっぷりはどうだ。

12歳年下だとかいう、見るからに信用できなそーな男にひっかかって
オーラが抜けてんぢゃん。

しかし、本のレビューを見て頂ければおわかりと思いますが、
それがどんなトンデモ本であっても、女性の自伝的な出版を読み、そこになんらかの「婦道」を読み取るのが、私の人生のテーマである。(エラそう)

それに、90年代以降、宝塚グッズ内で流行した宝塚スターの自伝的単行本ラッシュに大地がからんでいないという事にも気付き、興味が沸いたので購入した。

1日で読めるし、前半はやっぱりフヌケと化している。15ページくらいで「ほうり投げ」たくなる。

が、後半の大地流役づくりのこだわりなどはなかなかに面白く読めた。

でもね、ファン以外の人が面白く読めるかどうか…。

私ね・・・。大地真央