英国は家庭で最高のものを食べる。
(だから外食産業が発展しないのか…?!)
初代ミカ・バンドのヴォーカリスト福井ミカが、ロックスター時代から8年間の英国生活、女流シェフへの道のりを記した自伝。
- 作者: 福井ミカ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1996/04
- メディア: 単行本
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前著『ミカのチャンス・ミーティング』(1988年JICC出版刊)がライターの中村俊夫との共著だったので、ミカの語り口が全く違っていたらしんどいなあ…などと心配していたが、前回と同じくクール&クレバー!ミカ・バンドでの音楽活動同様、著作もプロデュースされているようでいて、実は全体をコントロールしているのはミカ本人なのではないか、と感じた。
英国家庭料理の描写は圧巻。あつあつのミルクティー、6週間かけてリキュールを染み込ませるフルーツケーキ、パンを指のように細くスライスしたキューカンバー(きゅうり)サンドウイッチ…。
読むとお腹が空きます。